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わたしたちの体にはあらゆる器官がありますが、骨も大切な要素のうちのひとつです。体を支えるという役目のほか、カルシウムを貯蔵する役割を担っています。

健康であれば質、量ともに問題ありませんが、長年の生活習慣や加齢によって骨量の減少や質の低下を引き起こし、骨がスカスカになってしまうことがあります。骨粗しょう症と呼ばれるこの状態は骨がもろくなっているので、少しの刺激であっても骨折を起こしやすくなります。特に、高齢であれば骨折をきっかけに、寝たきりになってしまうというケースも少なくありません。

近年の高齢化によって骨粗しょう症になる方は増加傾向にあります。また、若いからといって油断してはいけません。不摂生な生活や運動不足によって、若い世代の骨粗しょう症も増えてきているからです。

骨粗しょう症の原因

あまり実感はわかないかもしれませんが、骨も新陳代謝によって新しいものに生まれ変わっています。破骨細胞によって骨を溶かし、骨芽細胞によって新しく作り出すといった骨の生まれ変わりは、健康であればバランスが保たれています。しかし、それが崩れてしまうと新しい骨を作るペースが追いつかず、全体の骨量が低下してしまい、骨粗しょう症が引き起こされます。

また、冒頭で骨はカルシウムの貯蔵庫だとお話ししましたが、カルシウムは血中や筋肉などにも存在しています。全体のわずか1%と少量ではありますが、神経の伝達や筋肉の伸び縮みなどに必要不可欠です。
そのため、過度なダイエットや偏った食生活によってカルシウムが不足してしまうと、貯蔵庫である骨から補充しなければなりません。その結果、骨に含まれるカルシウム量が低下し、骨粗しょう症につながってしまうのです。

女性に多い骨粗しょう症

男性に比べると骨粗しょう症になる割合は女性の方が多く、なんと8割以上とも言われています。それには、女性ホルモンであるが大きく関係しています。

エストロゲンは40代半ばから急激に分泌量が低下し、50代中頃で閉経を迎えるとさらにその量は減少します。エストロゲンは子宮や卵巣に影響を与えるだけでなく、骨が破骨細胞によって溶かされるのを抑制したり、新しく作り替えられることを後押ししたり、カルシウムの流出を防ぐ働きがあります。

閉経後の女性は同年齢の男性に比べると、骨粗しょう症になりやすくなるのはこういった理由からです。

骨粗しょう症の症状

骨折などがあればわかりやすいのですが、実は静かに骨粗しょう症が進行していることもあります。次のような症状があれば、それは骨粗しょう症かもしれません。

以前より身長が低くなった
背中や腰が曲がったり、姿勢が悪くなってきた
背中や腰が痛む

骨粗しょう症は、骨密度が低下して内部がスカスカになった状態です。
当然、負担がかかる腰や背中に圧力がかかり、身長が低くなったり、痛みが生じやすくなります。

骨粗しょう症の予防

生活習慣、特に食事と運動を見直しましょう。

生活習慣の改善

カルシウムが多く含まれる食品を積極的に摂ることはもちろんですが、カルシウムの吸収や再吸収を助けるビタミンDも一緒に摂取しましょう。日光を浴びることでも、ビタミン生成を促してくれます。
これらは乳製品や小魚、きのこ類などに多く含まれています。魚は骨まで食べられるよう、調理方法に工夫を加えるのもいいでしょう。

また、適度な運動も効果的です。運動による骨への負荷は、骨をさらに丈夫にしてくれます。さらに、血流がよくなり骨の新陳代謝も上がりますので、毎日少し多く歩くなど、長く続けられる運動を取り入れるようにしましょう。

骨粗しょう症の治療

骨粗しょう症の治療薬は、大きく分けて3つの種類に分けることができます。

骨の形成を促す薬

副甲状腺ホルモン製剤は、骨の形成を促す薬です。骨の生成によって骨量を増やすことができるので、骨粗しょう症を改善することができます。

骨の吸収を防ぐ薬

ビスフォスフォネート製剤は、骨を壊す働きをする破骨細胞の活動を抑え、SERM製剤は、エストロゲンに似た作用を示します。どちらも、骨の吸収を防いでくれるので、骨密度を高めることができます。

その他

活性型ビタミンD3は、腸管からのカルシウムの吸収率を高めてくれるので、骨の新陳代謝を改善してくれます。また、症状に応じて、カルシウム製剤やビタミンKが投与されることもあります。
また大豆イソフラボン関連のサプリメントである「エクオール」が効果的な場合もあります。

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つばきウイメンズクリニック

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理事長・院長 鍋田 基生
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